執筆者:酒井勇貴(合同会社クレイジーコンサルティング 代表社員)
こんにちは。合同会社クレイジーコンサルティングの酒井勇貴です。
実務経験・実績が豊富で経営について一通り勉強している優秀な人なのに、独立・起業してからまったく売上が立たない人がいます。
調査結果は”データ”であって”ターゲット顧客”ではない!
独立・起業前に緻密なマーケティング・リサーチをして、詳細な財務計画を立て、しっかりとした事業計画書を作り、Webアンケート調査をしたにもかかわらず、全く売上が立たない。。。
実はこれ、典型的な失敗パターンなんです。
こういう、
”デスク・マーケティング”
にばかり気を取られて、
”だれ一人振り向かすことができない”
という失敗例は本当に多いのです。
なぜなら、調査結果は”データ”であって”顧客”ではないからです。
私のようなコンサルタントが言うのもどうかと思いますが、小さな独立・起業において机上の分析・調査や事業計画書などはクソの役にも立ちません(笑)。
なぜなら、データがあなたの商品・サービスを買うわけではないからです。
あなたの商品・サービスを買うのは、ひとりの人間や組織です。ここに踏み込まずに、確証を得ることもせず、
”デスク・マーケティング”
だけで、商品・サービスを”妄想”して”暴走”して、独立・起業してしまうことがとても多いのです。
八方美人の事業コンセプトで独立・起業しても”負け戦”になるだけ!
そして、このようはデスク・マーケティングから生み出された事業には、ある共通点があります。
それは、事業コンセプトが
”八方美人”
ということです。
コンセプトが広すぎるのです。
つまり、だれにでも好かれるようにしている。
最大公約数的な発想で、商品・サービスを作っているのです。
そんな”八方美人”のままでは、だれ一人として
”あなたの商品・サービスに振り向かせる”
ことはできないのです。
たった”ひとり”に向けて事業コンセプトが顧客最適化されているのか?
ハッキリと言います。
力強く立ち上がっていく「小さなビジネス」は、事業コンセプトの対象が
”明確なたった一人の運命の顧客”
に絞り込まれています。
- 絶対に買ってくれる
- 熱狂・絶叫してくれる
- 喉から手が出るほど欲しがっている
という人が誰なのかを、明確に把握しているのです。
独立・起業に走り出してしまう前に、この”運命の顧客”が実在することの確証を得ているのです。
「これから事業を開始するのに、たった一人のために事業コンセプトを作り上げるなんて怖くてできない!」
という声が聞こえてきそうですが、これそのものが大きな過ちで”八方美人”の考え方なのです。
よく考えてください。
こんな八方美人状態で生み出された商品・サービスを、いったい誰が買うのですか??
ちなみに、たった一人のために生み出された商品・サービスは絶対に売れます。
もちろん、喜ばれます。
なぜなら、
”少なくともひとりは、必ず買う人が実在するから”
です。
たった一人のために、絶対に喜んで買ってくれる商品・サービスを生み出したのですから、当たり前のことです。
そして、この”たった一人”と同じニーズをもった人は、世界中でこの人だけでしょうか?
いや、そんなことはまずあり得ません。
同じように、その商品・サービスを欲しており、買って喜んでくれる人がいるのです。
もしあなたが独立・起業したばかりで、売上が立たなくて困っているのなら、事業コンセプトが、
”八方美人”
になっていないか、確認してみては如何でしょうか?
そして、
”明確なひとり”
のために、事業コンセプトを磨き上げてみませんか?
*****************************
チャンネル登録して頂けると嬉しいです!
「いいね!」もよろしくお願いします(^o^)/。