クレイジーコンサルティングのWeb Journal|酒井勇貴

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【簡単フレームワーク】シナリオで考えるアイデア発想法とは?

執筆者:酒井勇貴(合同会社クレイジーコンサルティング 代表社員

 

 こんにちは。同会社クレイジーコンサルティングの酒井勇貴です。

 特別なセンスが必要と思われがちなアイデアづくり。でも、実は誰にでも使える“方法論”が存在するのです。アイデアが出ないのは“やり方”を知らなかっただけ。今からすぐ使える“やり方”をご紹介します。

 

 

イデアづくりには“やり方”がある。つまり方法論・フレームワークが存在する!

  実はアイデア作成には基礎となる原理が存在します。それは1940年に発行されたジェームス・W・ヤング『アイデアのつくり方』の中に記されています。

 

イデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない

 

 確かに、例えばスマホは“パソコン+携帯電話”の組み合わせと考えられます。そして、ヤング氏はこう付け加えています。

 

既存の要素を新しい組み合わせに導く才能は、物事の関連性を見つけ出す才能に依存するところが大きい

 

 つまり、闇雲に組み合わせてもダメなのです。

 

アイデアのつくり方

アイデアのつくり方

 

 

 そこで、この「物事の関連性を見つけ出す才能」を簡単に発揮できる“シナリオ発想法”をご紹介します。

具体的な“シナリオ”からアイデアをつくる!

 例えば“整理収納アドバイザー”としての起業を夢見ているとします。でも、まだ「ターゲットは20代〜40代の女性」くらいしか考えていません。

 そこで、具体的なサービスのアイデアをシナリオ発想法でつくってみましょう。 

アイデア発想法

このフレームワークを用いて”誰が・いつ・どこで・何をする”を考える。

 まず、とにかく「誰が・いつ・どこで・何をする」を思いつくままに出します。例えば“誰が”であれば、「子育てママ、女性社長、一人暮らしOL、DINKS(子供のいない共働き)」など、テーマの範囲で可能な限り個別具体的に挙げていきます。

 次に、「誰が・いつ・どこで・何をする」を自由に組み合わせて様々なシナリオをつくります。例えば「子育てママが、昼間に、自宅で、片付けをする」という要領です。

  そして、シナリオごとに、ターゲットがどんな“悩み・欲求”をもつかを考えます。先の例であれば「遊びたがる子供がいて片付けがなかなか進まない」などが有り得そうです。

具体的な誰かの“悩み・欲求”を解決するアイデアを見つける 

 最後に、この“悩み・欲求”を解決する自分自身の“強み”の組み合わせを考えます。

 例えば“整理収納アドバイザー”と“DIYアドバイザー”を活かすことで「子供と一緒に作る収納アイテムで楽しくお片づけ」というサービスは打ち出せないでしょうか? 

 このように、シナリオをベースにして考えると、ターゲットの具体的な“悩み・欲求”を解決する“使えるアイデア”をつくり易くなります。

まとめ

 今日の記事で伝えたかったことを”ひとこと”で伝えるとしたら、それは、

 ”アイデアづくりにセンスは必要ない”

 ということです。

 ぜひ、今日ご紹介したアイデア発想法を試してみてくださいね(^^)。

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