執筆者:酒井勇貴(合同会社クレイジーコンサルティング 代表社員)
こんにちは。合同会社クレイジーコンサルティングの酒井勇貴です。
特別なセンスが必要と思われがちなアイデアづくり。でも、実は誰にでも使える“方法論”が存在するのです。アイデアが出ないのは“やり方”を知らなかっただけ。今からすぐ使える“やり方”をご紹介します。
アイデアづくりには“やり方”がある。つまり方法論・フレームワークが存在する!
実はアイデア作成には基礎となる原理が存在します。それは1940年に発行されたジェームス・W・ヤング『アイデアのつくり方』の中に記されています。
アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない
確かに、例えばスマホは“パソコン+携帯電話”の組み合わせと考えられます。そして、ヤング氏はこう付け加えています。
既存の要素を新しい組み合わせに導く才能は、物事の関連性を見つけ出す才能に依存するところが大きい
つまり、闇雲に組み合わせてもダメなのです。
- 作者: ジェームス W.ヤング,竹内均,今井茂雄
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 1988/04/08
- メディア: 単行本
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そこで、この「物事の関連性を見つけ出す才能」を簡単に発揮できる“シナリオ発想法”をご紹介します。
具体的な“シナリオ”からアイデアをつくる!
例えば“整理収納アドバイザー”としての起業を夢見ているとします。でも、まだ「ターゲットは20代〜40代の女性」くらいしか考えていません。
そこで、具体的なサービスのアイデアをシナリオ発想法でつくってみましょう。
このフレームワークを用いて”誰が・いつ・どこで・何をする”を考える。
まず、とにかく「誰が・いつ・どこで・何をする」を思いつくままに出します。例えば“誰が”であれば、「子育てママ、女性社長、一人暮らしOL、DINKS(子供のいない共働き)」など、テーマの範囲で可能な限り個別具体的に挙げていきます。
次に、「誰が・いつ・どこで・何をする」を自由に組み合わせて様々なシナリオをつくります。例えば「子育てママが、昼間に、自宅で、片付けをする」という要領です。
そして、シナリオごとに、ターゲットがどんな“悩み・欲求”をもつかを考えます。先の例であれば「遊びたがる子供がいて片付けがなかなか進まない」などが有り得そうです。
具体的な誰かの“悩み・欲求”を解決するアイデアを見つける
最後に、この“悩み・欲求”を解決する自分自身の“強み”の組み合わせを考えます。
例えば“整理収納アドバイザー”と“DIYアドバイザー”を活かすことで「子供と一緒に作る収納アイテムで楽しくお片づけ」というサービスは打ち出せないでしょうか?
このように、シナリオをベースにして考えると、ターゲットの具体的な“悩み・欲求”を解決する“使えるアイデア”をつくり易くなります。
まとめ
今日の記事で伝えたかったことを”ひとこと”で伝えるとしたら、それは、
”アイデアづくりにセンスは必要ない”
ということです。
ぜひ、今日ご紹介したアイデア発想法を試してみてくださいね(^^)。
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