クレイジーコンサルティングのWeb Journal|酒井勇貴

懸命に働く人と組織の”サクセスストーリー”を考えるWeb Journal

人材育成・社員教育で研修・セミナーの効果が感じられない2つの原因とは?

執筆者:酒井勇貴(合同会社クレイジーコンサルティング 代表社員

 

こんにちは。合同会社クレイジーコンサルティングの酒井勇貴です。

 

今日は、

「従業員に人材育成の観点でセミナー研修によく参加させているのだけど、どうもその効果が今ひとつ感じられない!」

そんな悩みを抱えている経営者・部下をもつ管理職・幹部の方に向けてブログを書こうと思っています。

<弊社で執筆した小冊子です。ぜひ、ご活用ください!>

www.tokyo-cci.or.jp

研修・セミナーの効果は感じられていますか?人材育成・社員教育に活きているという実感はありますか?

皆さんの会社では、従業員に対して人材育成の一環で外部の研修やセミナーに参加させるということを、もしかしたら一生懸命に、しかも頻繁に、やられているのかもしれません。

けど、どうでしょうか?

期待する効果は得られているでしょうか?

多くの場合はですね・・・。

時間とお金をかけている割には、どうも効果があるようには思えない。

何というか、、、。

意味が見出せないのだけど、例年やってるから、惰性的に研修・セミナーに参加させています。

というケースが多いのではないかと思うのです。

この、

「研修やセミナーの効果が今ひとつ感じられない!」

という場合、大きく分けると2つの悪いパターンに陥っているケースが多いのです。

その”2つ”とは、いったい何か??

人材育成 社員教育 研修 セミナー 酒井勇貴

多くの場合、研修・セミナーの”聞き方”から間違えている!

まず1つ目。

これは、従業員の方たちが研修・セミナーの

“聞き方”や“参加のスタンス”

からして既に間違えているというケースです。

もう少し具体的に言うと、こんな感じです・・・。

こんな感想が返ってきたら要注意!

例えば、研修・セミナーに参加してきた従業員の方に、

「今回のセミナーどうでしたか?」

って聞くと、こんな答えが返ってくるんですよ・・・。

  • 「とってもハキハキと元気よく喋っていて、すごく分かりやすい先生でした!」

とか、

  • 「パワーポイントがとっても綺麗にまとまっていて、すごく見やすかったです!」

とか、

  • 「質問をしたらすごく丁寧に私の話を聞いてくれて、真剣に答えてくれて、とても良い先生でした!」

みたいな。。。

もちろん、こういう感想をもつことも大切ではあります。

でも、何を言っているのかというと、要するにこの従業員は“評論家”みたいな視点・観点で研修・セミナーを聞いてきているのです。

皆さん、こんな視点・観点で研修・セミナーを聞いてきて欲しいですか?

本当は、この研修・セミナーで、

  • 今の自分に足りない知識・ノウハウを獲得できないか?
  • この知識・ノウハウを今の仕事の中で活かせたら、どんなメリットが手に入るのか?

という視点・観点で研修・セミナーを聞いてきて欲しいはずです。

それなのに、

「この講師はどんな先生なのかなあ?今までの講師と比べてどうなのかなあ?」

みたいな感じで聞いているだけなのです。

これは研修・セミナーの“聞き方”を間違えているのです。

こういう視点・観点で研修・セミナーを聞くケースが続いていたら、研修・セミナーの効果なんて出るわけがないですよね?

そして更に研修・セミナーの内容を”自分ごと”で聞いていない!

では、2つ目です。

先の”1つ目”とも少し関係するのですが、それは何かというと、研修・セミナーを

“自分ごと”

として聞いていないということです。

今回の研修・セミナーで学んだ内容を、自分が仕事中で活かさなければならない。

仕事の中で学んだ内容を使って、より良い仕事になるように工夫しなければいけない。

という視点・観点で研修・セミナーを聞いてないのです。

では、どういう感じでいるのかというと、研修・セミナーに参加するのが“仕事”だと思っているのです。

研修・セミナーに参加して、一生懸命に話を聞いて、ちゃんとメモをとって、終わったらレポート書く。

これが“仕事”だと思っているのです。

なぜ、こんなことになってしまうのか?

これは、残念ながら会社側にも原因があります。

研修・セミナーへの”参加のさせ方”を間違えてはいけない!

こんなことがあったりしませんか?

例えば、無料(安価)のセミナーがあった際、

  • 「せっかくだから、いいから○○君参加しておいでよ!」
  • 「今回の研修は安いから、とりあえず、せっかくだから、もったいないから、○○さんは参加した方がいいよ!」

みたいな感じで研修・セミナーに参加させたことはないですか?

こういう参加のさせ方では、

「なぜ自分がそのセミナーに今参加しなければならないのか?」

という理由を掴むことなく、ただ言われたから研修・セミナーに参加するという形になってしまいますよね。

これを続けていると、だんだんとですね、

「研修・セミナーというのは“参加すること”が大事であって、“仕事の中で自分がどう活かすか?”ということとは関係がないんだ!」

と思い始めてしまうのです。

なぜなら、

「なぜその研修・セミナーに参加して欲しいのか?何を学び取ってどう活かして欲しいのか?」

をまったく聞かされていませんからね。

ですから、研修・セミナーに参加する前に、

今の仕事の中で、

いったいどういう知識が足りてないから、今困っているのか?

とか、

このトラブルを解決するのに、どんな知識が必要なのか?

というのを、しっかりと前もって十分に説明してから研修・セミナーに行かせるようにして欲しいなと思うのです。

「研修・セミナーの効果が今一つ感じられない!」の原因は”前工程”にある!

このように、

研修・セミナーの効果が今一つ感じられない!

という原因は、

  • 研修・セミナーを集中して聞いていなかったのではないか
  • 選んだ研修テーマがずれていたのではないか
  • 講師が良くなかったのではないか

と、考えがちなのですが(もちろん上記のことも重要です)、

でも、本当の原因は、その研修・セミナーに参加する

“前工程”

にあるのです。

  • 研修・セミナーの”聞き方”を間違えている
  • 研修・セミナーを”自分ごと”で聞いていない

この状態では、どんなにいい研修・セミナーに参加しても、いくら払っても、何時間かけても、その内容が仕事の中で活きてくることは無いに決まっていますよね?

まとめ

今回のブログで取り上げた“2つの原因”。

もし、少しでも心当たりがあったら、ぜひ研修・セミナーに参加する“前工程”でどんな風に従業員に対して意識付けができるか、経営者・上司の方が少し気にして取り組んでみてほしいなと思います。

これがあれば、きっと今までよりは間違いなく研修・セミナーの効果は高くなるはずです。

ぜひ試してみてください。

<弊社で執筆した小冊子です。ぜひ、ご活用ください!>

www.tokyo-cci.or.jp

*****************************

チャンネル登録して頂けると嬉しいです!

www.youtube.com