みなさん、こんにちは!
クレイジーコンサルティングの管理部の星野です。
本日は、弊社代表の酒井勇貴のFacebook投稿の内容を”ミニコラム”としてお届けします。
テーマは、
人事制度における”専門職制度”という幻想
です。
管理職にはなりたくない人(なれない人)をどう処遇すればいいのか?
スモールビジネスの評価体系づくり、目標管理づくりのご支援をしていると必ず出てくる話が、
”専門職”
についてである。
「管理職にはなりたくない人(なれない人)をどう処遇すればいいのか?」
ということを気にしているわけだが、私の答えは、
「決して管理職にも専門職にもしてはいけない」
である。
実は、
”専門職”
というポジションが期待通りに機能している会社を、少なくとも私は見たことがない。
”専門職”
という名のベテラン従業員であり、年収が高いだけで、正しくスキル・能力を評価したら若手・中堅と大して変わらないということはよくある笑えない話だ。
”専門職”は特権階級・名誉職ではない。
”専門職”は、マネジメントの勉強をせず、ヒューマンスキルも高めてこなかった
”マネージャーになれないベテラン従業員”
を特別扱いするための特権階級・名誉職ではない。
本来、経営者が期待する”専門職”とは、
「1人で10人・20人分の成果が出せる余人をもって代えがたいスペシャリスト」
のことであり、言い換えれば、
「チームの仕事と成果のマネジメントをさせるのが勿体に無いほどの人材」
のことを指し示す。
自分の目の前のプレイヤー仕事だけに邁進し、スキル的には習熟しているかもしれないが、結局は”自分ひとり”のことで精一杯のベテランは、
”ただのベテラン”
であり、その貢献度に応じた恩恵は得られるようにすべきではあるが、だからと言って
”専門職”
という肩書きを与えて管理職クラスの待遇を与えるのは、人件費の高騰を招くだけであり、何より若手のビジネスパーソンとしての成長を妨げる。
安易な
”専門職”
というポジションの活用は、間違いなく会社を弱くする。
スモールビジネスの経営者は、特に注意しておかないといけませんよ。
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