みなさん、こんにちは!
クレイジーコンサルティングの管理部の星野です。
本日は、弊社代表の酒井勇貴のFacebook投稿の内容を”ミニコラム”としてお届けします。
テーマは、
人材育成における”教える側の力量”とは?その教え方は適切か?
です。
”人材育成の失敗”の本質的問題は"教え方"にある
"部下が育たない"
という悩みを抱えているのなら、自社の管理職・中堅社員の力量を冷静に見直してみるといい。
"ちゃんと教えていますよ!"
と管理職・中堅社員は主張するだろうが、問題はその"教え方"にある。
自らの仕事を"教えられるレベル"にまで昇華できていない管理職・中堅社員の教え方には、ある特徴がある。
それは、
"答え"
を教えているということ。
"考え方"
ではなく、ただ
"答え"
を教えているのだ。
部下に教えるべきことは"答え"ではなく"考え方"である
本来、部下に教えるべきことは"答え"ではなく"考え方"だ。
数学で言えば、
"式の展開"
の意味や順番である。
それなのに"答え"を教えてしまうのは、管理職・中堅社員が式の展開(考え方)を深く理解していないからに他ならない。
つまり、
"教えられるほどの知識・経験を有していない"
ということだ。
"教えられるほどの知識・経験"だけでは、人材育成を成功させることはできない!
そして、この仕事における"式の展開"を言葉にして伝えるためには、
"教えられるほどの知識・経験"
にプラスして、
"論理的思考(ロジカルシンキング)"
が求められるのだが、このことを理解している経営者は驚くほど少ない。
よく『スーパープレイヤーが管理職になると人を育てられない』と言うが、これは彼らの多くが、
"論理的思考(ロジカルシンキング)"
を苦手としているからだ。
ロジカルシンキングができないと、自分が経験してきた仕事の”やり方・進め方・在り方”を言葉にして伝えることすらできない。
だから、自分がしてきたことを、自分以外の誰かでも理解できる言葉にして伝えることができない。
言葉が出てこないから、すぐに精神論・根性論に走る。
言葉が出てこないから、人格否定・説教に走る。
そして、言葉が出てこないから、答えしか話せないのだ。
まとめ
現場の経験だけを積ませても、部下を育成できる管理職・中堅社員は育ちません。
"答え"をただ一方的に伝えるOJTに意味なんて何もないのです。
本当に自社の人材育成にテコ入れをしたいのなら、管理職・中堅社員からメスを入れていきましょう。
外部研修などのOFF-JTを適切に活用していきましょう!
blog.crazyconsulting.net経験ばかりに頼らないで、正しい"方法論"を手にすることも大切ですからね。
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