執筆者:酒井勇貴(合同会社クレイジーコンサルティング 代表社員)
こんにちは。合同会社クレイジーコンサルティングの酒井勇貴です。
多くの中小企業で、勉強しない”勉強嫌い”の管理職・幹部が有望な部下・若手の成長を阻害しています。
- 「実務経験がすべて!」
- 「勉強なんてしても無駄!」
そう信じて止まないベテラン管理職・幹部が、本当に多いです。スモールビジネスではとくに多いように感じます。
確かに、現場のたたき上げで現場で学びながら営業や技術の管理職・幹部にまで上り詰めた人たちは、自分たちがやってきた学び方が”是”なのでしょう。
ビジネス書や資格学習、社会人大学院などで、ビジネスを学ぼうとする姿勢が理解できないのかもしれません。
ただ、このような学びの重要性に理解を示せない管理職・幹部は、これからは確実に組織の中で居場所を失っていくでしょう。
なぜなら、これからのビジネスシーンで重要なのは
”成長を加速させること”
だからです。
勉強しない”管理職・幹部”は、成長のペースが遅すぎる!
要するに、そういうことです・・・。
今の若い世代でやる気のある人材は、現場実務を通じて学ぶことを疎かになんてしていません。それ以外の時間で、さらに学ぼうとしているだけなのです。
それは、変化の早い今の時代に合わせて、成長速度をさらに加速させたいと考えているからです。
これは、疑いの余地のない事実として、本当に使える能力は現場実務からしか得られないかもしれませんが、勉強は間違いなくそのペースを加速させてくれます。
会社の現場実務だけ一生懸命やり、夜は会社の飲み会に欠かさず参加し、上司にゴマをする能力を身につけた、
「組織最適化」
された人材は、会社が順調なうちは、従順で使い易くて重宝されるかもしれません。
しかし、そのような”従順で使い易い人材”は多くの場合、会社の変革期・困難期には全く役に立たなくなります。
- 彼らは、会社の変革期・困難期のパワーになり得るでしょうか?
- 彼らは、年相応の経営知識を持ち得ているでしょうか?
- 彼らは、自分で学ぼうとする部下を育成できるでしょうか?
いや、多くの場合、そうではないからリストラ対象になったりするのです。
今のやる気のある若い世代は、この飼いならされた”弱い組織人”にはなりたくないから、自分でも勉強しようとしているのです。
実は「勉強なんて無意味」と管理職・幹部が部下・若手に言っている!
そんな真面目で成長意欲のある部下・若手に対して、
「勉強なんてしても意味がない!いいからもっと仕事しろ!」
と言っていることは、本当によくあります。
信じられますか?
管理職・幹部が、部下・若手に
”勉強するな!”
と言っているのですよ?
情けないですが、実は多くの場合、成長の止まった管理職・幹部の単なる焦りに過ぎません。
部下・若手の成長速度が、自分たちの時代とは比較にならないほど早いことに焦っているのです。
”学びを是としない組織文化”を是正せよ!
でも、管理職・幹部が部下・若手以上に学び、自らの成長速度を加速させ続けていれば、こんなバカバカしい焦りが生じたりはしないのです。
経営者としては、この勉強しない管理職・幹部が作り出す
”学びを是としない空気”
を絶対に阻止しなければいけません。
これが阻止できないと会社の成長速度が、いつまでたっても
”旧式”
のままの会社になってしまいます。
こんなことを望む経営者は”普通”はいないですよね?
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