クレイジーコンサルティングのWeb Journal|酒井勇貴

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審査項目だけじゃない!ものづくり補助金の公募要領の要注意ポイント

執筆者:酒井勇貴(合同会社クレイジーコンサルティング 代表社員

 

 こんにちは。合同会社クレイジーコンサルティングの酒井勇貴です。

 平成30年度補正予算の”ものづくり補助金”の話題が、どんどん増えてきましたね。もし、本格的に取り組むのであれば、あの面倒な申請書作成(事業計画書作成)は避けては通れません。

【お知らせ】

令和元年度補正予算のものづくり補助金の最新記事はこちら

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平成30年度補正予算 ものづくり補助金

 お近くの公的機関でも、窓口相談等でアドバイスが受けられるでしょうから、まずはこういうお金のかからない支援サービスを活用してみると良いかと思います。ものづくり補助金の申請書作成(事業計画書作成)のセミナーもこれから増えてくると思います。ご自身で頑張るにしても、専門家を活用するにしても、早め早めの情報収集でスタートダッシュから差を付けていきたいですね。

公募要領に書いてある「審査項目」を読まないのは、負け戦を選んでいるのと同義である!

 ものづくり補助金に限らず、補助金の公募がスタートすると、必ず「公募要領」という補助金申請のルールブックのようなものがWeb上で公開されます。この公募要領には、あれこれ細かい決まりごとがたくさん書いてあります。

 専門家である私ですら読みたくない「とてもつまらない書類」なのですが(笑)、これを読まないで申請するのは負け戦を選ぶに等しい。公募要領は、それくらいの超重要書類なのです。

 なぜなら、この公募要領には、

「審査項目が全て書いてある!」

 からです。

 スポーツでもなんでもそうですが、審査項目(審査基準)を知らずに競技に挑むなんていうのは有り得ないのと同じように、これを読まない(理解しない)で補助金申請にチャレンジするなどあってはならないのです。

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 が、しかし。。。

 とにかく「とてもつまらない書類」なので、多くの経営者さまは公募要領を読んでいないようです。できれば、審査項目だけでも読んで欲しいのですが。。。でも、みなさんお忙しいですからね。仕方がないと思います。補助金に詳しい専門家の方に相談すれば、審査項目の重要性は丁寧に説明してもらえるはずです。このブログでも、審査項目の読み熟し方はどこかで解説したいと思います。

 でも、実は公募要領で重要な記述は「審査項目」以外にも至る所にあるのです。

 それは。。。

実は、こんなことで落とされているかもしれない!?公募要領のこういう記述に気をつけて!!

 では、今回は公募要領に書いてあることで、多くの方が「甘く見ている」或いは「気にしていない」けど、実は非常に重要なポイントをであるところをお伝えしたいと思います。

 これ、本当に以下のことが理由で「落とされる場合」が有り得ますので、しっかり読んでお知り合いの社長様にも教えてあげて下さいね。

 以下、古い内容で申し訳ありませんが、平成27年補正予算のものづくり補助金の公募要領をベースにして解説していきます。

①郵送

 公募要領の2ページ目の上部に、

【募集期間】 平成28年2月5日(金)~平成28年4月13日(水)〔当日消印有効〕 今回の公募は6月中を目処に採択を行う予定です。原則、公募は1回限りです。
注1.提出は中小企業庁が開設した支援ポータルサイト「ミラサポ(https://www.mirasapo.jp/)」での電子申請又は補助事業の主たる実施場所に所在する地域事務局への郵送となります。
注2.お問合せ時間:10:00~12:00、13:00~17:00/月曜~金曜(祝日除く)

 という文章があります。

 これ、非常に重要な記述があるのです。

 それは、

 「郵送」

 という記述です。

 実は、郵送というのは

 「郵便で送ること」

 を意味します。

 そう、つまり宅急便やバイク便などはダメなのです。宅急便やバイク便で送っても採択されている例はありますが、厳密にはルール違反であり、実際に審査されないケースもあると聞きます(つまり不採択)。ものづくり補助金に限らず、公募要領に「郵送」と書かれていたら、郵便局で送るのが無難です。

 なお、もし「郵送」と書かれていなくても

 「消印有効」

 と書かれていたら、これも

「郵便で送ること」

と読み取ったほうが無難ですよ。

②フラットファイル

 公募要領の21ページ目の上部に、申請書のファイリングの方法が書いてあります。

 ここに

 「紙製のフラットファイルに綴じる」

 と書かれています。

 これ、必ず”紙製”の”フラットファイル”でなければなりません。気を利かせて樹脂製にしたり、スライドバーのファイルにしたりしてはいけません。なお、指定以外のもので送ると、かなり高い確率でルールを満たしていないと判断されます。

注意してくださいね。

③CD-R

 同じく公募要領の21ページ目の中段に、「申請書類様式1、2及び認定支援機関確認書について、CD-Rに電子媒体資料を保存してください。」と書かれています。

 「は?CD-R。いまどき、 CD-Rなんて使わないだろ!」

 と考えて、手元にあるDVD-Rに保存して提出するというのは絶対にしないで下さい。USBで出すなど言語道断です(汗)。もちろん、 DVD-Rで出して採択された会社もあります。ただ、これも事務局によってはしっかりチェックしています。私のオススメは、コンビニ等で単品売りされているCD-Rです。

 そう、CD-R本体のオモテ面に

 「CD-R」

 と大きく印字されているタイプのやつです(笑)。

 これなら、いらぬ疑いをかけられずに済みますよ。

 さて、今回はものづくり補助金の公募要領について、審査項目以外の重要ポイントをお伝えいたしました。審査項目については近日中に書いてみようと思っています。

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